中学受験のプロが語る。希望した私立中学へ合格できた子の、中学生生活

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中学受験のプロが語る。長く厳しい、中学受験を勝ち抜いた後に待っている、中学生生活とは。

塾長07

希望した私立中学へ入学した子どもたちが、その先の進学や人生が約束されたわけではありません。

希望した私立中学に入学した途端、子どもは、劣等感を抱きながら、人生を歩む人も少なくないという現状もあります。

その厳しい状況を、僭越ながら「中学受験のプロ」である私がその経験からお伝えしましょう。雰囲気で中学受験を考えられている親御さんには、ぜひその真実を踏まえたうえで、最愛のお子様に「中学受験にチャレンジさせるのか、否か」をご判断して頂きたいと思います。

当然ながら、中学受験合格は「人生のゴール」ではない。

中学受験という長く厳しい戦いを勝ち抜いて手にした「志望校合格」。しかし、何度も書かせて頂いているとおり、中学受験に合格したからといってそれはゴールではありませんし、その後の生活が安泰で幸せに満ちた容易なもの、ということはありません。

本当の意味で、学校生活を謳歌できるのは、学力上位3分の1ぐらいの学生になるのではというのが肌感覚です。

特に、中学から本格的に始まる英語、そして算数から一段上のレベルを扱う数学。

中学1年の5月以降、差が開きはじめ、夏を開けた2学期には、学力順位が、固定化されてしまうことがほとんどです。

上位3分の1に入れない子は、昨今、個別指導塾へ通う人も最近では多くなった印象です。

学校の宿題(課題)が多く、しかも、自分で解けなくて終わらすことができないので、個別指導に頼るって有り様です。深刻なのは、部活動をやめたり、長く続けてきた他の習い事をやめたりして通わされる子どももいます。

まさに、負のスパイラルに陥っていきます。そう、合格はゴールではないのです。

合格してからも、勉強は続く。

そうならないためにも、特に中学1年生の最初の3か月は、大事です。

学校生活に慣れる、友達を作る、新しい生活のリズムを作る。それから、勉強の仕方を確立し、とリズムを作る。

スタートダッシュが大事です。

具体的には「予習」。これは、どんどん先に進むことではなくて、「興味」と「概念」、「勉強の仕方」に重きをおくことが大事です。

たとえば、数学。

算数と数学の違いからはじまり、マイナスの世界の概念やマイナスどうしをかけるとどうしてプラスになるのか。など「興味」や「概念」に注視し、ノートのとり方や途中式の大切さ、予習と復習など“勉強の仕方”を身に着けさせることが大事です。

特に、塾通いをして合格を果たしてきた子どもたちにとっては、再度、勉強の型を正すか、悪い型であれば直していかなければなりません。

英語も同じことが言えます。

文法という概念が入ってきますので、英会話のように耳で覚えた英文を話せるということでは、得点できません。

日本語と英語の語順がなぜ違うのか? 多くの子どもたちが、つまずく冠詞(a,the)の話などしてあげると、興味がグッと湧いてきます。

一方で、上位3分の1より上にいる位置する学生は、勉強はもちろん、学校行事やそれ以外の活動でも謳歌している人は多いですし、何より学校の先生の期待や信頼を感じられる学生も多いようです。

ですので、何でもチャレンジしようと思えますし、学校の先生もそれに応えようとしてくれます。

学校の先生にとっても、勉強面では、教えるとどんどん吸収し、成績も伸びていくので、そういう上位の子に目が行きがちです。

私立の先生の評価は、まず、第一に成績の伸びと合格実績だからです。

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興味と意欲のある子は、どんどん伸びるのが、私立中学。

繰り返しになりますが、希望した中学に入って、中学生活を謳歌できるのは、肌感覚で3分の1ほどの生徒です。

その枠に入れなかった親御さんがいいセリフでよく聞かれるのは、「小学校の頃は、勉強よくできていたのに・・・。頑張っていたのに」です。

次に、「算数が得意だったから、数学もできるはずなのに、できていない」。

そんな言葉を聞かされた子どもはどうでしょう。 「今の自分では、お母さんは愛してくれないんだあ。」となってしまいます。

そうならないためにも、最初3か月が、本当の勝負です。

何のために中学受験をさせるのか。

いかがでしょうか。

想像していた生活と違うかもしれません。せっかく苦労して合格したのに、その後に待っているのがまた勉強、競争では、と。

しかし、中学受験は「楽をするために挑戦」するものではありません。先にも書きましたが、興味と意欲のある子にとってはこれ以上の環境はありません。

お子様にどんなように成長してほしいか。どのような環境を与えたいか。

それさえ見誤らなければ、中学受験という挑戦はお子様の人生にとって「かけがえのない経験」となるはずです。

じっくりと、考えてみることをお勧めいたします。

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