親の視点。中学受験を通じて息子に伝えたい本当のコト。

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受験生の父親が語る、受験という難物を通して息子に伝えたい本当のコトとは。それは受験だけの話ではなく、人生そのものの話。

父親01

お子様に中学受験を受けさせてみよう、と思われたのはお子様が何年生のときでしょうか。それは決して本人の意思ではなかったケースがほとんどなのではと思います。

我が家の場合は3年生も終わろうかという春先のことでした。

まだ素直なわが子ですから(笑)、勉強がんばろう!の親の一言で、素直に塾に通い始めたことを思い出します。思えば、親が喜べば自分も嬉しい、そんな単純な動機だったのでしょう。

ただこの頃から、私はいつか彼に伝えなければならないであろうことをずっと心に秘めてきました。我が家が中学受験を考え始めたきっかけはおそらく皆さんと大して変わらないでしょう。

きっかけは公立中学のあまりのレベルの低さ(もちろん地域による、私の自宅のある地域は田舎ということもあり決して学力も、生活態度も総じて褒められたものではない、というのが正直な思い)を感じたことです。

入塾にあたり試験を受け十分難関私立を狙える、ということで特進クラスへ。

もちろんまだ9歳の子供ですから、進んで自ら・・・というわけではなく、親の指示に従って中学受験という難物への挑戦を始めたわけです。

コレもまたよくある話。

そう、このタイミングでは決して自分の意思での受験、自分の意思での通塾ではなかったはずです。皆さんのお子様も恐らく、そうでしょう。

中学受験のために通熟している息子は、塾そのものは気に入って通っていたようです。

学校以外の友達もたくさんできましたし、皆、特進クラスに入るくらいですから知的で賢い子ばかりです、恐らく会話も楽しいのでしょう。ただ、勉強に関してやはり

  • 親に言われているからやる
  • テストでいい点を取ると親が喜ぶからやる
  • 点が悪いと親が怒るからやる

といった域を出ていなかったようです。

ただ、私はずっとある機会を待っていました。子供がそれなりに大きくなり、考える力がついたころを。

そのときに伝えたいことが4つありました。

私は息子が5年生になったごろから、それを少しずつ伝えることにしました。

簡単なことは「楽」であり、難しいことこそが「楽しい」ということ。

子供は所詮子供ですから、「楽しい=楽」であり、「楽しい=遊び(またはそれに順ずるもの)」であるわけです。

それらは勉強という行為とは対極にあり、どうしても「楽しんで勉強する」ということ自体が理解できていなかったようでもありました。そこで、私は自分自身が「難しいことに挑戦することの楽しさ」をやって見せることを心がけます。

私はとあるスポーツをしているのですが、その練習に、大会に息子を連れて行きました。

ひたすら走りこむ練習、年に数回ある大会。

大会では決して威張れる成績を上げることはできませんでしたが、それでもなお練習して挑戦する姿を彼に見せたつもりです。彼は「勝つこと」ではなく、「挑戦すること」の難しさと楽しさを私の姿を通してみてくれた・・・と信じています。

もちろん勝って表彰台に昇れれば一番よいのですが、残念ながらその機会はありませんでした。しかし、息子は息子なりに父親の熱意と執念を感じ取ってくれたのでは、と思います。その後姿がかっこよかったか・・・それは定かではありませんが。

また、息子はテニスを習っていましたがその練習と大会には欠かさず応援に行きました。下手なラケットも一緒に振り、練習相手を務めました。私に似て(笑)、大会では振るいませんでしたが涙を流す彼の肩を叩き健闘を称えたものいい思い出です。

難しいことこそ挑戦しがいがあり、そしてその努力は苦しくも楽しい。たとえ結果が振るわなくても、黄金のような経験が君に残る。

勉強の必要性よりも、まず、このことを私が息子に父親として伝えたかったのでした。

特別な夢をかなえるには、特別な努力が必要だということ。

息子が博物館が大好きでした。

特に工業系の博物館や天体系の博物館が大好きで、それほど頻繁ではありませんでしたが年に4,5回は地元の科学館や博物館に連れて行きました。

また、ケーブルテレビのディスカバリーチャンネルの天体関連の番組が大好きでした。

彼が自然とそれらで紹介される技術者、科学者に興味を持ち、自分もそうなってみたい、宇宙の研究をしたいという意思を表したのも自然なことでしょう。

そこで私は伝えました。それは、誰にでもなれる職業ではない、ということを。

  • 彼らは大変な努力と勉強をして、選ばれてその夢をかなえたのだということ。
  • スポーツ選手が苦しい練習を乗り越えてその地位を得たように、研究者は勉強と研究を重ねてその限られた人数の地位にいることを。
  • 漫然と皆と同じような生活をしていては、同じような大人になるということを。

ここで間違えてはいけないことがあります。「普通の大人がよくない」ということでは決してありません。そういう伝え方はしていません。それを望んだ、つまり「普通の人生を自ら選んだ」のであれば、それはそれでハッピーなことです。

でも。

もし君が研究者のようなスペシャルな職業に就きたいと思ったのであれば、それを本当に叶えたいのであればスペシャルな勉強をし、スペシャルな学校へ行く必要がある、という「事実」を伝えたまでです。

君が君の人生においてスペシャルな夢を持つならば、今君は他の人とは違った努力をする必要がある。

それを伝えました。

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全てのものには価値があり、ただで与えられるものは存在しないこと。

子供のうちはなんでもかんでも、親や親族からありとあらゆる物が与えられます。

ご飯、おやつ、おもちゃ、ゲーム、服、靴、スポーツ道具など・・・。

私はエゲつないようですが、それらの値段がいくらであり、どれくらいの価値があるかを機会があるたびに伝えました。

誕生日などに当たり前のように祖父母から送られるゲームソフト。新作のソフトであれば8,000円もします(高いですよねー)。

それが中古ショップへ行けば2,000円で買うことができます。

差額の6,000円がどれくらいの価値があるか。

  • ラーメン1杯が600円として、10杯分の価値があること。
  • ラーメン1杯食べるのに、コンビニでは1時間働く必要があること。
  • パパのお仕事だったら、それがもっと少ない時間ですむこと。
  • 難しいお仕事ほど、たくさんお金がもらえる事。

そして、難しい仕事に就くことこそが、もっとも難しいということ。

ここでもやはり間違えていけないのが、難しい仕事に就くことだけが人生ではないということです。

難しい仕事は辛いし、体にも心にも厳しいことはきちんと伝えます。

ただ、人生において「厳しいこと」と「得ること(経験、お金、その他のもの)」はほぼ比例することが多い、ことだけはしっかりと伝えました。

難しい仕事に就くことはそれ自体がチャレンジです。

その仕事を続けることもチャレンジです。

人生はチャレンジの連続であり、それによって得られるものがあることはしっかりと伝えました。

自分の人生は自分のものであり、自分で決めることができるということ。

普段から私が息子に伝えていたことがあります。

  • 君の人生は君のためのものであり、パパやママのためのものではないよ、と。
  • 生きることはとても楽しいことであり、自分が楽しいと心から思うことをやるべきだよ、と。
  • だから、パパやママが喜ぶことではなく、自分が楽しいと思うことをやるべきだよ、と。

この言葉は単純ですが、少々子供にとっては難しかったのではと思います。

短絡的に息子が楽しいと思うこと・・・マンガを読む、ゲームをやる、遊ぶ・・・はパパやママが喜ぶことではなかったのですから。この年頃の子供は多かれ少なかれ、親の顔を見て育ちます。無意識に親が喜ぶ行動を取るようです。

しかし、ここまで断片的に伝えてきた

  1. 難しいことへの挑戦こそが、最も苦しくも楽しいということ。
  2.  人生は平等ではなく、スペシャルなことをやりたければスペシャルな努力が必要だということ。
  3.  あらゆるものには価値があり、それらはただ与えられるものではないということ。

が、この一言で彼の中でひとつにまとまった・・・ように思えます。

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父親が息子に伝えたい本当のこと。

小学5年生の夏休みの終わり、私は息子に伝えました。

  • さあ、そろそろ腹を括ろう。
  • いやいや勉強するのはやめよう。
  • 自分がこれからどうなりたいか、しっかり想像しよう。それは誰でもなれる夢なのか?
  • スペシャルな夢を叶えたければ、スペシャルな挑戦をしよう。普通の人生でよければ、普通に生きなさい。

この言葉がどれくらい彼に伝わったかは、私にはわかりません。

しかし、その日から確かに勉強の態度が変わりました。勉強時の集中力とか、表情とか、それは気づかないほど小さな変化でした。

もちろん成績が急上昇したということはありません。しかし、、確実に上昇カーブを描き始めたのもこのころです。

小学5年生、11歳のまだまだ小さい子供です。しかし、だからこそタイミングを逃さず、彼のモチベーションをしっかりと明確化し、サポートしてあげるべきと考えます。

それは受験に対してのモチベーションではなく、人生に対するモチベーションであると確信します。

受験という難物に対し、親子一丸となって正面からチャレンジすることをお勧めいたします。

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